2022/11/03 「地図とコンパス」

9月以降コロナ感染症の流行の勢いも少し弱まり、学校始め地域の行事や活動が再開されるようになってきました。その影響も有ってスカウト・指導者共に活動の都合が付かず、11月3日が久々の活動日となりました。

今回の参加者は中1と小6のM君兄弟、ここのところ、活動への参加者はこの2人以外は顔を見ていません。もう少し兄弟以外のメンバーも来てくれたら、活動がもっと盛り上がるように思います。

地図とコンパス

シルバコンパスの使用法

集合後、場所を地域局裏の駐車場に移動して、先は活動に使うシルバコンパスの使用法の習得です。

「今さらコンパスの練習なんて必要ない・・・」とM君弟が、頼もしい事を言ってくれます。でも、今日は円を書くコンパスではなくて、方位磁石のシルバコンパスと言う事が分かったのは少し後から・・・

使用法の練習では、シルバコンパスの持ち方、進路方位の合わせ方、そして歩き方を練習しました。

駐車場内の一角に、スカウトそれぞれにスタート位置をマークして、指導者が「60度の方向に、25歩」とか指示を出し、スカウトはリング内のメモリを指示された度数に合わせて、磁石の針とリング内の南北の矢印が丁度重なる様に体の向きを合わせて、指示された歩数を真っ直ぐに歩みます。次は「90度の方向に、15歩」と言ったように、この後、進路指示を4回ほどして、進路方位の目指し方を練習しました。

シルバコンパスの基礎練習

図上の計画では、全部の指示を忠実に歩んでくれれば、スタート時にマークした地点に戻ってくる筈だったのですが、残念ながら2~3メートルずれたような結果となりました。まあ、使い方が理解できれば、精度はそのうちに追いつくと思います。

自分の位置を地図上に示す

次に行ったのは、地図とシルバコンパスと目標物を使って自位置を地図上に求める方法です。

市街地の町周辺の地形図ですから、周囲の建物等で自分の今居る場所はスカウトも分かっているのですが、計測を自分でしてみて本当に現在地とすることが出来るか結果が楽しみです。

地図には現在地の周辺に標高389mの山Aと352mの山Bが記載されて居るので、その2つの山を目標物にして現在地を求めて見ます。現在地からシルバコンパスで山A・山Bの方位を計り、地図の上を北(0度・磁北線無視)として山Aの山頂から先ほど求めた山Aの方位の線を引き、山Bに対しても、山B方位の線を引き、二つの線と交わったところが現在の位置という事でしたが、残念ながら現在地と求めた位置は微妙な誤差がありました。

緑の線が交わったところが、現在地?

これで一応基本的な使用方法も分かったと思いますので、うろ覚えのところはミニハイクで実地練習です。

ミニハイクの実施

今回は、進む方位と距離を書いた指示書を4枚用意して、約2.5キロのコースでミニハイクを行いました。

短時間の練習でどれだけシルバコンパスの使い方が分かったか不安でしたが、それでも指示書通りに、地図上に進むべき方位に線を書き、距離を計測して次のポイントを求めて居たようで、進む方向を迷う事なくミニハイクを実施出来ました。

天気にも恵まれ心地良く歩けたので小腹も空きましたので、ゴールとした道の駅では牛饅を食して、今回の活動を占めました。

今後の活動について

今後、冬に向かい外での活動が出来にくくなるので、冬場は何かクラフト系の事を中心に据えて活動が行えればとスカウトと相談したところ、ミニ四駆を使って、マシンのカスタムや、走行コースを使った競技なんかにチャレンジしたいとの希望があったので、実施に向けて準備を考えたいと思います。

コロナ感染症の流行以降、集まりにくいのが当たり前の状況となっているスカウト活動ですが、参加するスカウトの意見でやりたい事を計画していきたいと思っていますので、今後も活動に興味あるスカウトは是非参加してください。

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