2020/02/02 台湾スカウトとの交流会

今回の台湾スカウト(桃園市童軍會)との交流は、平成30年(2018)にボーイスカウト兵庫連盟と台湾・桃園市スカウト連盟との間の交流協定を結んだことをスタートとして、平成31年(2019)3月には、兵庫連盟のスカウト達が台湾を訪問してキャンプを共に過ごして、国際交流活動の第一歩を踏み出しました。
今回の令和2年(2020)の台湾スカウトの兵庫県訪問は、昨年の兵庫スカウトの台湾訪問に対するお応えであり、今後も末永く相互に訪問し、交流を重ねる国際交流プロジェクトの第1回の完結という意味があるようです。

その台湾スカウト達の兵庫訪問の第1回ですが、旧正月を迎えるこの時期に但馬・姫路・神戸と各地を巡って、それぞれの地区のスカウト達と交流を重ねて、2/1~5まで兵庫県内で過ごす計画で、その初っ端が、但馬での雪中活動の予定でした。

しかし、この冬はご存じのように雪が降らない。
標高が500メートルある兎和野高原といえども雪が全く無い情況で、予定では兎和野で、スノーシューを履いてスノーハイクや雪合戦、それとカマクラ作りの計画があったと言うことでしたが、肝心の雪が無いことには始まりません。急遽、雪中プログラムを忍術修行や宝探しに変えての対応となったようです。
しかし、幸いなことに1月31日には寒気が流れ込んで久々の降雪があり、台湾スカウト達の来日に合わせて彼らを歓迎するように兎和野高原では10センチ程度雪が積もりました。
雪中の本格的な活動は無理ですが、雪遊び程度なら出来そうな状況となり、折角雪を期待して但馬まで来てくれた彼らの期待に少しだけ応えられたのかなと思えます。

交流会の当日、2月2日は台湾と兵庫のスカウト40名ほどが、5個班の合同班に別れて、兵庫のスカウト達がエスコートする形で、雪のグリーン広場を中心にして作られた忍術の行場を巡り、各行場に設定された課題に協力して取り組んで行きました。
最初は、遠慮や言葉の事もあって探り探りのコミニュケーションでしたが、各班とも課題を一つ一つクリアして行くにしたがって、英単語を繋ぎ合わせて幾分かスムーズに気持ちを通わせていたように思えました。
午前9時から2時間ほど雪の上で忍術修行のゲームを行って過ごし、昼食を共にして、最後はじゃんけんゲームで県連の方が用意してくれた豪華なお土産を山分けする頃にはすっかり打ち解けて居たようでした。

例年ですと大雪を心配するのが当たり前のこの季節に、少雪に悩まされるなんて不思議でもあり、台湾のスカウトに雪の経験を提供出来なかったのは残念な事でした。
しかし雪が少なかった分、スカウト同士が協力して取り組める活動を準備していただいたお陰で、台湾・兵庫(但馬地区)のスカウトの交流と言う本来の目的は十分に達成できたように感じました。

尚、来年の春は、今度は兵庫のスカウトが台湾・桃園市に出向く計画のようです。興味があるスカウトは是非参加を検討してください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です