海軍短剣の手入れ

村岡山名14代公、佩用日本海軍短剣

戦前・戦中に日本海軍で過ごされた第14代晴彦公ご愛用の短剣です。
刀身は約30㎝、刃渡りは約20㎝。
公は元丸岡藩(福井県坂井市)主の家系であった有馬純文家にてお生まれ(大正9年)で、神戸での在学時分に航空機の操縦免許を取得。

山名晴彦公


卒業後、海軍省へと入省。以降、幾多の戦艦にて乗船勤務。
高松宮様が海軍勤務当時、殿下付きの副官として一時勤務された経験もあり、戦後、姓が有馬から山名に変わった後も、高松宮との繋がりは続いたと聞く。
また、乗船中は常に船員名簿を身近に置き、「攻撃を受けて沈没の際には、船員名簿を油紙に包み、腹に巻いて、泳いで非難しなければならなかった」と、海軍時代のエピソードを語られていた。

戦後は、縁あって村岡山名13代・山名義鶴公の娘・京子様と婿入結婚し山名姓となる。自衛隊発足後は、海上自衛隊勤務。主に会計面を中心として、海上幕僚部で重責も務める。昭和63年山名会発足から、平成20年のご逝去まで、山名会の総裁を務められた。

刀は、戦後も晴彦公が手元に置かれ、時にご自分で手入れもされていたのか、今でも鋭利な刃先を残している。ただ玄人の研ぎではないので、刃の表面は鏡のようではなくムラがある。
専門店に研ぎに出すのも良いかもしれないが、その前に、自前で何とか綺麗にならないかと思い、打粉より細かいコンパウンド等で試験的に研磨中。

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2020年5月22日 | カテゴリー : 山名蔵, 話題 | 投稿者 : houun

酔芙蓉の早すぎる芽吹き

宿根フロックスの植え替えのついでに、簡易なビニールハウスで越冬をさせている酔芙蓉の鉢に生えている雑草を抜こうと幾つか鉢を出してみると、もう既に酔芙蓉が芽を出しかけていて、中には新しい茎が数センチ程延びていた物もありました。

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子年と千手観音

令和2年は子年(ねどし)となります。
その昔、神様が年の名前を決める時に、ねずみは牛の背中に乗ってチャッカリと神様の前に一番乗りをして、十二支がねずみから始まるようになった話はよくご存じだと思います。
ねずみは要領が良くて、素早く機転が利き、賢いイメージが有ります。また、ねずみの語源は「寝ず身(見)」(ねずみ)から来ているとも言うことから、常にコツコツと積み上げる働き者で、富や大成の象徴のようにも言われます。

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宿題

床に見慣れぬ一軸が掛けてある。うずくまった象の背に、遊女風の佳人がふんわりと腰掛けた図柄だ。
「これご法印さんがお越しやゆうんで出しときました」家刀自(いえとじ=ご令室さま)がおっしゃる。さては我が眼力を試す魂胆か?すれば何とか答えずばなるまいが、私のようなお粗末な法印さんでは、もの申そうにも申し上げるものが無い。

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2020年1月27日 | カテゴリー : 法話 | 投稿者 : houun

さかさま

「私は無学でして・・・・・」教育が普及した今日ではあまり聞かない言葉だが、かつてはよくつかわれたものです。
「ほんまになあ、あなたほどの物知りなら、無学ちゅうてもええでしょうなあ」山寺の和尚さんが相槌を打ってます。とたんに、無学といったご当人がけげんな顔をすることになる・・・。お分かりでしょうか?お経には「学無学」という対語があるのです。

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